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2017年11月30日

JAPANTEX 2017.           茶室の腰張り公開実演

国際展示場で開催された〈JAPANTEX2017〉の東京表具経師内装文化協会ブースで
の「茶室の腰張り」の実演を拝見しました。

茶室の襖や障子そして腰張りには、決まりごとや流派による好みなどがあり、職人の
技術や経験が試される仕事です。



JAPANTEX 2017.            茶室の腰張り公開実演
         土壁に貼るので、接着力の穏やかな布海苔を使います。
        (最近では、襖用の和糊を使うことが多くなりました。)


JAPANTEX 2017.            茶室の腰張り公開実演
       寸法に裁った湊紙に刷毛で糊をつけていきます。
       最初は四方の端をそして全体に刷毛でぬります。


JAPANTEX 2017.            茶室の腰張り公開実演
       上座から1段目を貼ります。写真は2枚目を貼ったところ。
       重ね代は、3分(9ミリ)程度にします。


JAPANTEX 2017.            茶室の腰張り公開実演
       撫で刷毛で、剥がれないように押さえます。


JAPANTEX 2017.            茶室の腰張り公開実演
        2段目も上座から貼り、1段目の継手と重ならない
        ように千鳥に貼ります。


JAPANTEX 2017.            茶室の腰張り公開実演
       曲がらないように、細かい注意を払いながら丁寧に貼り
       すすめて完成です。


腰張りは、土壁に着物の帯が触れて壁や帯を傷めない為と、室内を美しく引き立てる
デザインの役割もあります。


    茶室の襖や障子、腰張りの和紙のお手配と施工を承っております。
       

        
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Posted by fusuma at 16:04