建築探訪 吉田五十八設計「旧猪俣邸」二つの茶室〈四畳半編〉

fusuma

2012年01月31日 10:30

成城の閑静な住宅地にある吉田五十八設計の「旧猪俣邸」は、私の大好きな場所です。
細やかな神経が行き届いた現代数寄屋の造りと、高い美意識と静寂さが至福の時を満たします。年に何回かふと立ち寄りたくなる場所です。

旧猪俣邸には、二つの茶室があります。
お客様をもてなす四畳半の茶室、又隠写しの〈道雲庵〉とご夫婦がプライベートに使われていた一畳台目の侘びた趣きの茶室です。

四畳半の茶室〈道雲庵〉を写真に収めました。
間口4尺の巾広のにじり口(2倍の巾)と、開口部が多く、明るい茶室が特徴。
庭の眺めが良く、とてもすっきりとした簡素な茶室です。


茶道口(茶室の中を見る)



 貴人口(茶道口の正面)
 躙り口(開けたところ)
 四畳半の畳


床の間(床柱はヒバ)


猪俣庭園の見学についてはこちらをご覧下さい。
財団法人世田谷トラストまちづくり http://www.setagayatm.or.jp/trust/map/pcp/index.html


 襖designでは茶室の襖を得意としております。詳細はお問合せ下さい。  
 お問合せ fusumadesign@f2.dion.ne.jp

   公式サイトはこちら!
   http://www.fusumadesign.com