古い引手を使う、引手のリペア。 その1.
2枚の金属板を重ねた底、板の厚さは薄く上の板には菊の紋様の絵付け。
機械で引手のフォルムを作り、底の絵付けを手加工した引手のようです。
お客様の先代が使われた引手をリフォームで再生したいというご依頼でした。
素朴な雰囲気が漂います。
ツメが朽ちた胴と底をしっかりと補修。素材は鉄。
元の雰囲気を変えずに、修理ができました。
大正後期から昭和初期に作られた引手のようです。
襖が生活の中で多用されていた時代で、たくさんの職人が存在し、デザインの幅も広がった襖全盛時代のものだと思われます。
そして、こちらの引手は現代の住宅で魅力的な建具のアクセントとしての役割を果たします。(その2でご紹介)
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