JAPANTEX 2017.           茶室の腰張り公開実演

fusuma

2017年11月30日 16:04

国際展示場で開催された〈JAPANTEX2017〉の東京表具経師内装文化協会ブースで
の「茶室の腰張り」の実演を拝見しました。

茶室の襖や障子そして腰張りには、決まりごとや流派による好みなどがあり、職人の
技術や経験が試される仕事です。



         土壁に貼るので、接着力の穏やかな布海苔を使います。
        (最近では、襖用の和糊を使うことが多くなりました。)


       寸法に裁った湊紙に刷毛で糊をつけていきます。
       最初は四方の端をそして全体に刷毛でぬります。



       上座から1段目を貼ります。写真は2枚目を貼ったところ。
       重ね代は、3分(9ミリ)程度にします。



       撫で刷毛で、剥がれないように押さえます。



        2段目も上座から貼り、1段目の継手と重ならない
        ように千鳥に貼ります。



       曲がらないように、細かい注意を払いながら丁寧に貼り
       すすめて完成です。


腰張りは、土壁に着物の帯が触れて壁や帯を傷めない為と、室内を美しく引き立てる
デザインの役割もあります。


    茶室の襖や障子、腰張りの和紙のお手配と施工を承っております。
       

        
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